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東南アジアの自動車電動化の展望 ―高まるEV供給圧力への備えが必要―

東南アジアでは、中国企業を中心に、補助金や税制優遇などの推進政策に乗ってEV販売を拡大しており、
タイ、インドネシアを中心にEVの販売が増加している。タイとインドネシアのEV普及策は、自国を
EVおよび電池の生産・輸出拠点とすることに主眼を置いており、中国企業の生産進出が相次ぐ一方、
国内でのEV普及促進策は限定的である。日本企業が圧倒的なシェアを占めてきた東南アジアに、
中国企業間の激烈な競争が持ち込まれ、その結果、想定以上に早くEVが普及する可能性を否定できない。
日本企業は冷静に市場の推移を見守りつつ、対応策を準備しておくべきである。

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(出典:三井物産戦略研究所/産業情報分産業調査室/東南アジアの自動車電動化の展望 ―高まるEV供給圧力への備えが必要―)

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